「わかりやすく親身で具体的に教えてくださったので、“ついていきたいな”と思った」
「大手では受動的に受けただけの授業。多磨ヨビには“緊張感があった”」’22立教大に合格の杉原君との対談を全文紹介します。
立教大(現代心理)杉原君(松木中→駒場高卒)と代表・小村洋
小村「おはようございます。」
杉原「おはようございます。」
小村「杉原くん、今日は朝からありがとうございました。立教大学、受かって良かったですよね。」
杉原「ありがとうございます。」
小村「はい。今日は杉原誠斗くん、都立駒場高校の出身ですね。2021年度、本校で1年浪人して、立教大学の現代心理学部映像身体学科に合格進学の、杉原誠斗くんに来ていただきました。今日はどうもありがとうございます。」
杉原「お願いします。」
小村「杉原くん、昨日まで旅行していたんだよね。」
杉原「はい、新潟の方に行っていました。」
小村「新潟の、郷里の新発田市といったかな?」
杉原「はい、そうです。」
小村「おじいちゃん、おばあちゃん、喜んだでしょう?」
杉原「そうですね。」
小村「それは嬉しいよ、ねぇ。立教、難しい。よく入ってくれました。ありがとうございます。ここに合格体験記があるんですが、それを見ながら杉原くんと、合格に至るまでの道筋を振り返ってみたいと思います。」
杉原「はい。」
小村「本校を選んだのは、2021年春ですね。」
杉原「はい。」
小村「現役のときは、予備校はどこに行っていたんですか? どんなところと言っていいかな?」
杉原「はい、調布の『河合塾』の現役館に行っていました。」
小村「なるほど。授業式のしゃべるほうですね。」
杉原「はい、そうですね。」
小村「で、行ってみて、浪人して、まぁ、現役館だから浪人はないので、『河合塾』本校に行くんじゃなくて、本校『多磨高等予備校』を選んでくれた理由っていうのは何かありますか?」
杉原「正直、最初は大手に行く予定だったんですよね。」
小村「大きいところだよね。」
杉原「はい。なんですけど、ここを知って、不純な理由なんですけど、結構近かったので、“通いやすいかな”と思って。」
小村「それはそうだよね。」
杉原「自習室もあるし。」
小村「それは、予習時間とか通学時間が、勉強に振りあてられるからね。近いから良かった。他には?」
杉原「他には、最初まず来てみて、対応してくださった先生がすごくわかりやすく親身に。「現役の時はここが悪かったから、浪人はこうした方がいい」とか、すごく具体的に教えてくださったので、“ついていきたいな”と思ったので…。」
小村「なるほどね。本校の職員の対応が良かったんだ。水島ですかね。」
杉原「あ、氷嶋先生ですね。」
小村「あぁそうか、氷嶋ね。彼は緻密にね、生徒のことをよく考えて言ってくれるんだよ。とても嬉しいです。はい。で、入学した時の様子、ちょっと合格体験記体験から読ませてもらいますけども、“英語や国語を感覚で解こうとして、点数にばらつきがあって伸び悩んでいた”“日本史は単語ばかりやって流れが頭に入っていない、入試が全部終わっても不完全燃焼だった”と、こんなふうに書いてあります。浪人して、変わりましたか?」
杉原「すごく変わったと思います。」
小村「なるほど。じゃあまず英語から。どんなふうに変わったかな?」
杉原「英語はなんだろうな、単語をただつなげて、わーっと読んで、選択肢も、感覚で解いていて。」
小村「感覚で解いていたのね。」
杉原「で、何か“論理的に解く”っていうのが、全然頭になくて。」
小村「それができるようになった?」
杉原「はい。」
小村「そうか。氷嶋の授業かな?」
杉原「そうですね。」
小村「そうか、それは良かった。国語はどうだろう?」
杉原「国語も、英語と同じで、すごく文章によってばらつきがあって。」
小村「点数にばらつきがあったわけだね。」
杉原「そうですね。安定した読解力っていうのがなかったので。」
小村「できるようになったよね。」
杉原「まあ、少しは(笑)。」
小村「そうですね。あの、助動詞の接続なんかはきちんとわかっていたと思うけれど、文章になるとちょっとっていうのがあったかな。」
杉原「そうですね。」
小村「そうだよね。まあ主語の確定とか、敬語法なんか、ね、私の守備範囲だけれど。杉原くん、随分できるようになったと思います。」
杉原「ありがとうございます。」
小村「点数も上がったと思うんだよね。日本史はどうでした?」
杉原「日本史は、正直、現役のときにあんまり手をつけていなくて、通史で全部終わった感じなんですよ。細かいところとか、時代背景とかそういうのが全然頭に入ってなくて。」
小村「なるほど。」
杉原「単語も、やったって書いてあるんですけど、それほど強いわけでもなかったので。」
小村「現役のときに単語を、日本史の単語を勉強したけど、語句を勉強したけど、そんなに頭に入ってなかった?」
杉原「はい。あと、文化史をほぼまったく手をつけていないっていう。」
小村「書いてあったね。」
杉原「恥ずかしい話なんですけど。そんな感じだったので。」
小村「文学史、出るもんね。結構ね。じゃあ浪人してそれらのところをかなりまんべんなく、日本史の溝を埋めていけたということですね。」
杉原「もう一からやった感じです。」
小村「なるほど。じゃあ1年で、『多磨ヨビ』で合格できたということだね。ありがとうございます。」
小村「あと、ここには、“授業で緊張感があった”って書いてあるよね。」
杉原「はい。」
小村「『河合塾』くらいになると、人数多いでしょう?」
杉原「はい。ただ受動的に受けているだけになっていたんで。」
小村「なるほど。」
杉原「授業を受けた後の自分の態度が一番大事になってきて。自分は、正直そんなに真面目に復習していたタイプじゃなかったので。そんな感じです。」
小村「生徒数が多かったから、やっぱりちょっと緊張感に欠けるところもあったかもわからないね。だいたいね、私も予備校でやっていて、そうですね、60人から80人を過ぎると、顔がわからなくなってきます。60人以内だったらね、“ああ、あの生徒”と顔と名前が一致するんです。だけど、60から80超えると、もう服の色とかね、メガネとかね、そんなことで生徒を見るようになっちゃうんです。そうですか、はい。で、実際に変わったところって、今のとも被るかもしれないけど、ちょっと読んでみようね。“~実際に『多磨高等予備校』に通って勉強や成績はどのように変わったか教えてください~。今まではただ闇雲に参考書をするばかりだったが、1年を通した計画を自分で考えたり、先生が組んでくださったりしたおかげで、少しずつ苦手を埋められた”“英語や国語の文章を論理的に読もうとする習慣ができた”“日本史は流れがつかめるようになって単語も覚えやすくなったし、苦手でしたが少し楽しめるようなった”と。そうだね、今言ってくれたことだね。はい。それじゃあ、学力を上げるために大きく役立った講座『トップレベル英語総合』と『テーマ別日本史』、挙げてくれたよね。その理由、今と被るかもしれないけれど、もう一度振り返ってみてもらえますか?」
杉原「『トップレベル英語総合』は、まず前期に、文法事項をずっとやっていて、現役のときは、文法もしっかりした知識がなくて、経験に基づいた、経験なんであんまり当てにならないんですけど、経験に基づいて問題を解いていたっていう感じなんで…。」
小村「まあ、感覚でやっていたんだね。」
杉原「そうですね。で、後期かな、後期は文章の読み方、ロジックで読むという。」
小村「ことができるようなった。論理で文章を読むことができるようになったということですね。」
杉原「そうですね。」
小村「日本史は流れが身についたということかな?」
杉原「はい。テーマ別は、文化史の講座だったんですけど、田中先生が、すごく楽しく教えてくださって。これがこうだから、と。」
小村「人柄がいいもんね。楽しいもんね。キャラが明るいよね、あの先生。うん、そっか。」
杉原「そんな感じです。」
小村「わかった。じゃあ、『親身な学習コーチング』って思い出ありますか?」
杉原「2週間に1回ぐらいでやっていたんですけど、その2週間にどんな勉強をしていたとか、今ここがつらいからここを埋めた方がいいとか、勉強のやる気がなくなったとき、あんまり身が入らなくなっちゃったときに、氷嶋先生なりに励ましてくださったりとかしてくださったので、すごくやりやすかったですね。」
小村「氷嶋の担当だったんだね。」
杉原「はい。」
小村「そうですか。じゃあ合格体験記に書いてくれたけど、本校の講師に対して、一言ずつコメントしてもらえると嬉しいです。見ながらやるかな? どうぞ。」
杉原「氷嶋先生へ。本当に1年間、『多磨ヨビ』ですごく、一番お世話になった先生かなと、個人的には思っています。その、ここでいう話かわからないんですけど、氷嶋先生、早慶にしか興味ないみたいなことをちょっと小耳に挟んで、すごくちょっと不甲斐ない結果には終わっちゃったかなと、氷嶋先生的には、思われるかもしれないんですけど、自分的にはすごく氷嶋先生のおかげで成長できたので感謝しています。ありがとうございます。全員ですか?」
小村「うん、他も、いいかな?」
杉原「田中先生も。」
小村「田中さんね。」
杉原「さっきも言ったんですけど、すごくおもしろく日本史を教えてくださって、現役のときはちょっと苦手意識があって嫌いだったんですけど、この1年間を通してすごく日本史が好きになったと感じています。ありがとうございます。小村先生も。」
小村「あぁ、そっか、そうだね。」
杉原「1週間に1回だったんですけど、いつもニコニコで。楽しく。」
小村「ありがとうございます。単語テスト、きちっと取っていたもんね。」
杉原「ああ、そうですね。単語テストがすごく役立ったと思います。」
小村「ありがとうございます。」
杉原「ありがとうございます。」
小村「現代文か。」
杉原「はい。長島先生も、なんかイコールをつなげるとかって、その現役のときは全然頭になくて。こんな解き方があるんだとか、すごく勉強になりました。」
小村「あれ、役に立つよね。」
杉原「ありがとうございます。岡野先生も1週間に1回だけだったんですけど、文法のトレーニングで、1個1個の質問に対してすごく丁寧に答えてくださって、疑問がほとんどなくなったので、すごく感謝しています。鈴木先生もスピーキングで、1週間に1回だったんですけど、鈴木先生のおかげで、すごく楽しく教えてくださって。英検のときも、スピーキング、初めてやったとき全然できなかった思い出があるんですけど、鈴木先生のおかげで。いろいろ決まったフレーズとか、役立つフレーズとかを教えてくださってすごく感謝しています。ありがとうございました。」
小村「なるほどね、ありがとうございます。最後に“これ言っておきたい”っていうことはあるかな?」
杉原「最後に。」
小村「合格体験記に書いてあることを言ってくれても構わないし。はい。」
杉原「たいそうなことは言えないですけど、受験は結構、志望校に合格するのが一番の美徳というか、そんな風潮があると思うんですけど、人生に1回しかないので、悔いのないようにっていうか、後悔は絶対残ると思うんですけど、やり切ったっていう感覚が、 3月になったときに得られるような1年間にしていただきたいです。」
小村「なるほど。では『多磨ヨビ』の良かったところを、これが本当の最後ですね、あの振り返って、たとえば自習室、それから授業、それからコーチング、その辺の思い出を最後に語ってもらって、区切りにしたいと思います。どうでしょう?」
杉原「そうですね。一番は近くて、便利で(笑)。」
小村「そうですよね。自習室はよく使ったでしょう?」
杉原「はい。毎日ですかね。使ったと思います。」
小村「浪人生はね、自習室通いだよね。」
杉原「3つ自習室があったので、満室でも結構フレキシブルにいろんなところに行けたし。」
小村「待ち時間はなかったわけだ。」
杉原「はい。全然なかったです。」
小村「はい。それが良かったと。」
杉原「良かったです。とっても良かったです。」
小村「ありがとうございます。授業も一生懸命受けていたしね。」
杉原「はい、ありがとうございます。」
小村「はい。杉原くん、今日はどうもありがとうございました。」
杉原「ありがとうございました。」