華子さん
古川さんは早慶にW合格したんですね。
早慶両方受かってみたいというのがあってね。
古川さん
華子さん
すごく憧れます!どちらも難関な上に入試傾向も違うのにすごいですね。
ただ、早稲田の文化構想は、地域探求・貢献入試を受験していたので、共通テストが終わった段階で合格が見えていたの。それで、共通テスト後は慶應対策に集中することができたのよ。
古川さん
華子さん
地域探求・貢献入試ってどういうものなんですか??
出願は9月で、10月に一次選考、11月に二次選考があって、それに合格したら、あとは共通テストで8割取れていれば合格できるの。
古川さん
華子さん
なるほど。共通テストで点が取れているのがわかれば、安心できるんですね。
だから、共通テストも大事にしていたし、その結果、中央は共通テスト利用で合格することができたの。
古川さん
ただ、共通テストが終わるまでは、早稲田も一般の対策をしていたよ。
古川さん
華子さん
そうですよね。どういう対策をしていましたか?
国語は擬古文っていう古文風の現代文が出ることがあるからその対策もしていたし、英語はとにかく文章を早く正確に読み取る練習をしていたかな。
古川さん
華子さん
早稲田の英語は文章が多いですもんね。世界史はどんな対策をしたんですか?
世界史に関しては、かなり細かいところまで知識をつめたの。正誤問題も多いから、どこが違うか自分で見つけるのに苦戦したな。
古川さん
華子さん
そうなんですね。慶應対策はどうしていましたか?
慶應は共通テスト後まで、特に対策はしていなかったの。
古川さん
華子さん
ええっ。そうなんですか?
地域探求・貢献入試の対策で、論述の力は鍛えられたし、共通テストや早稲田の英語は、多めの文章をたくさん読むのがメインだったので、結果的にそれが慶應対策になっていたと思うの。
古川さん
華子さん
なるほど。共通テストや早稲田で対策していたことがうまく慶應にも繋がっていたんですね。
そうみたい。慶應の世界史も穴埋めなので、早稲田対策でかなりつめた知識が役立ったしね。
古川さん
華子さん
ところで、早稲田の地域探求・貢献入試の一次選考、二次選考ってどういう内容なんですか?
一次選考は書類審査で、二次選考は小論文なんだけど、これがちょっと特殊でね。
古川さん
華子さん
特殊・・ですか?
私の年は、「全国の空き家率のグラフから読み取って800字で書く」っていうのが第一問で、第二問は「一次選考で出した課題レポートをチャットGPTを使用して書き直す際の有効な使い方についての論述」というものだったの。
古川さん
華子さん
「チャットGPTの有効な使い方」ですか。確かに特殊ですね。どんな対策をしていたんですか?
まず夏期講習で小論文の講座を取ったの。一次選考の合格後は、たくさん書いてわかりやすくまとめるというのをずっとやっていたよ。多磨ヨビの倉田先生や、学校の国語と社会の先生に添削してもらって。
古川さん
華子さん
夏から秋まで、結構長丁場だったんですね。
そう。だからその最中はとても不安だったの。夏以降は一般用の対策を考えないといけない時期だから。早慶だけでなくGMARCHや日東駒専まで見ないといけないし。
古川さん
華子さん
確かにそうですね。ただ、実際に早慶にW合格されているわけです。その為に一番大事なことって何ですか?
早慶どっちも難関だけど、一番大事なのは特殊な対策より基礎固めだと思うの。
古川さん
華子さん
そうなんですか?
基礎がしっかりできていれば、演習を積み重ねれば応用に対応できるようになるから。
古川さん
華子さん
なるほど。
基礎固めは早い時期にすませると楽だからね。今の時期は退屈でも基礎の繰り返しをするのが良いと思うよ。
古川さん
次回のブログは2月3日(月)です。
お楽しみに。
古川珠和衣さん
大妻多摩中→高校を経て、2024年、早稲田大学文化構想学部文化構想学科に入学。他の合格校は、慶應義塾大学文学部人文社会学科、中央大学文学部東洋史学科、中央大学は共通テスト利用で合格。
冬子さん
吉岡さんはいつから受験勉強を始めたんですか?
高2の2月かな。多磨ヨビに入ったのがその時期だから。
吉岡さん
冬子さん
予備校ではどの科目を取っていたんですか?
都立大の法学部は3科目なので、英語と現代文を取ったの。日本史は自分で勉強しようと思って。
吉岡さん
冬子さん
私はテスト前くらいしか勉強していないんですが、大丈夫でしょうか?
私もそれまで全く勉強していなかったから大丈夫。予備校の新学期は2月からなので、そのタイミングで入る人も多かったよ。
吉岡さん
冬子さん
2月からどんな感じで勉強を進めていったんですか?
夏まではずっと基礎固めをしていたの。どこの大学を目指すにしても、夏までは基礎固めでいいんじゃないかな。
吉岡さん
冬子さん
やっぱり基礎は大事なんですね。
大事だと思うよ。私はそれで夏休みにグンと成績が伸びたの。
吉岡さん
冬子さん
秋以降はどんな勉強をしていましたか?
秋、冬は共通テスト対策をしていたの。共通テストにはかなり時間をかけて取り組んだよ。
吉岡さん
冬子さん
使って良かった教材はありますか?
Z会のパワーマックスや、河合塾のJシリーズかな。これは学校で配られた教材なんだけどね。
吉岡さん
冬子さん
学校で使っていた教材で勉強したんですね。
授業でやらなかったところもあったんだけど、この教材は良いと思ったので、全教科やったよ。
吉岡さん
冬子さん
共通テスト後は、二次試験対策ですか?
立教、中央は共通テスト利用で合格できたので、私立対策に時間を取られずに済んだの。
吉岡さん
冬子さん
共通テスト利用で立教、中央に合格しちゃうなんてすごいですね。
国公立志望の人は、共通テスト利用をうまく使って私立を受験すると良いんじゃないかな。
吉岡さん
冬子さん
そうですね。一般で私立をたくさん受けると、二次試験の勉強に集中できなくなりますしね。
冬子さん
都立大合格のポイントはありますか?
都立大は共通テストの配点が高いので、共通テストをおろそかにしない方が良いと思うよ。
吉岡さん
冬子さん
それで共通テストの勉強に時間をかけたんですね。
そうなの。それに共通テストで高得点が取れれば、私立も共通テスト利用での合格を見込めるからね。
吉岡さん
冬子さん
赤本はいつ頃からやり始めたんですか?
共通テストが終わってから。都立大の二次は全部記述なので、学校の先生や長島先生に添削してもらっていたの。
吉岡さん
冬子さん
記述は添削してもらわないと不安ですよね。
現代文の長島先生の講座は少人数だったので、すぐに添削してもらえたの。
吉岡さん
冬子さん
少人数の予備校だからできることですよね。
次回のブログは来年1月6日(月)です。
お楽しみに。
秋子さん
そろそろ受験勉強を本格的に始めようと思っているんです。柘さんはどちらの予備校に通っていたんですか?
多磨ヨビよ。小さい時から多磨ヨビは知っていたからね。体験に行ったら良かったので、そのまま入ったの。
柘さん
秋子さん
いつ頃入ったんですか?
高2の11月。ちょうど今くらいかな。
柘さん
秋子さん
はじめからガッツリ受講していたんですか?
そうでもなくて、はじめは学習コーチングだけ。
柘さん
秋子さん
最初からいろいろな科目を取っていたわけではないんですね。
まだ部活が忙しかったし、今までテスト勉強しかしてこなかったので、まずは勉強習慣をつけようと思ったの。
柘さん
秋子さん
初めから詰め込みすぎても、すぐに嫌になっちゃいそうですもんね。ところで、学習コーチングってどんなことをするんですか?
学習コーチングは先生と一緒に2週間の勉強計画を立てて、次のときに振り返りとその次の勉強計画を立てるというものなの。
柘さん
秋子さん
確かに勉強習慣がつきそうですね。
はじめは学校の課題とテスト勉強のための計画が中心だったよ。それと、毎回単語テストをやってくれたので、この積み重ねも良かったと思っているの。
柘さん
秋子さん
単語はやらないとすぐ忘れちゃいますからね。
2月からは英語の授業を取り始めたの。その後、夏期講習でいろいろな授業を取れるプランがあったので、いろいろ試して通常授業の日本史も取るようになったの。
柘さん
秋子さん
それまで日本史は取っていなかったんですね。
田中先生の授業が面白かったので取ることにしたの。毎回の小テストで知識が定着したので、取っておいて良かったな。
柘さん
秋子さん
小テストの積み重ねって大きそうですね。秋からはどんな勉強をしたんですか?
赤本は9月に1回だけ解いて、傾向を掴んだの。国語と日本史は傾向がないところが多かったんだけど、英語は大学によって傾向が違っていたので、それを頭に置いた上で勉強していったの。
柘さん
秋子さん
専修と大妻は共通テスト利用で合格されていますが、共通テストの勉強はどのようにしていたんですか?
冬まではずっと私大の勉強をしていて、12月の後半から共通テストの過去問に取りかかったの。テスト形式に慣れることと、時間をいかに短くするかを考えていたかな。
柘さん
秋子さん
共通テストって問題数が多いですもんね。
全部まともにやっていたら終わらないので、「ここは捨てる」「ここは確実に取る」っていうのを意識してやっていたの。
柘さん
秋子さん
共通テスト後に、私大の過去問を解いたんですね。
そう。共通テスト後は、毎日違う大学の赤本を解いていたの。
柘さん
秋子さん
大学ごとの傾向は、どんな感じでしたか?
法政の英語は長文が多いので、長文を読むことが大事かな。成城の英語は、長文、並び替え、穴埋めといろいろ出るので、まんべんなく。専修と東洋は英検併用だったので、赤本は解いていないの。
柘さん
秋子さん
共通テスト利用や共通テスト併用をうまく使うと、たくさん私大を受けても負担が少なくて済むんですね。
秋子さん
受験勉強をする上で、これは大事ということはありますか?
一番大事なのは、自分に合った勉強法を見つけることじゃないかな。
柘さん
秋子さん
自分に合った勉強法・・ですか?
自分に合うやり方って、本当に人それぞれで、できる人のやり方を真似ても、自分にはできなかったりするのよ。これは、実際にやってみて、探すしかないと思うの。
柘さん
秋子さん
そうなんですか。
授業は季節講習の取り放題コースを利用して、自分に合うものを見つけるといいと思うよ。あと、参考書も自分に合う合わないがあるので、やってみて自分に合ったものを使うことが大事なの。
柘さん
秋子さん
確かに良いと言われている参考書でも、とっつきにくいなぁと感じるものはありますね。
日本史は「一問一答」を使う人が多いと思うんだけど、私は一切やっていないの。「時代と流れで覚える!」と「ヒストリア」の2つだけ。
柘さん
秋子さん
「一問一答」はやらなかったんですか?
「一問一答」は私には合わないと思ったの。「時代と流れで覚える!」と「ヒストリア」を繰り返しやっていたら、入試直前まで伸びたよ。
柘さん
秋子さん
他の人がどうかよりも、自分に合った参考書を繰り返しやる方がいいんですね。
私は日本史が苦手だったんだけど、得意科目にできたことが大きかったんじゃないかな。共通テストに関しては、それで8割取れるようになったのよ。
柘さん
秋子さん
そうなんですね。私も自分に合うものを探してみることにします。
次回のブログは12月2日(月)です。
お楽しみに。
柘巴奈さん
和光中→南平高校を経て、2024年、法政大学社会学部社会学科に入学。他の合格校は、成城大学、東洋大学、専修大学、大妻女子大学。一般受験した大学は全て合格。専修と大妻は共通テスト利用。