古文は岡野先生の授業で一気に変わったんだ。それまでは模試で0点とかもあったんだけど。

文法だけじゃなくて、背景知識まで詳しく説明してくれたよ。そうしたら文章の意味が立体的に見えるようになったんだ。

めちゃくちゃ大事。しかも授業でやったことが共通テストに出たんだよ。それで古文は満点だった。

長嶋先生の選択肢を分解して読むやり方がハマった。本文と照らし合わせて矛盾を探す読み方なんだ。

うん。これは上智の現代文でも通用したよ。国語に関しては塾の勉強だけで大丈夫だと思う。

本当だよ。共通テストが苦手ではあったんだけどね。

特に数学は私立や国立の二次と全然違って、ちょっと気持ち悪い問題の出し方をしてくるからね。

数学の考え方を学んでいくうちに、意外と点数が取れるようになった。

うん。あとは英語の読むスピードだったり、国語もかな。塾での演習を通して早くなったのが大きいと思う。最後まで完走できるようになったんだ。

そう。スピード・慣れ・思考の整理、この3つが揃うと一気に上がるよ。

僕はTEAPスコア利用方式で合格したよ。TEAP利用は国語が難しいってことで有名なんだ。

まず「現代文の単語帳」、まぁ、難しい表現が載ってる単語帳があるので、それをやったんだ。

うん。単語帳をやっていくと、何を説明したいのかわかるようになるんだ。

あとは評論問題が出るので、演習を多めにやるといいね。

筆者の伝えたいことが、こういう表現で説明してるんだなっていうのが見えてくるからね。やっていくうちに、読解力が身についてくると思うよ。

もちろんだよ。なんでも聞いて。

専修だけ共通テスト利用だった。他は一般で、明治、青学、中央を受けて、全部受かったよ。

まあ、運もあったけどね。

そう。いわゆる文系数学受験。

経済学部や商学部は数学受験できるところが多いんじゃないかな。僕が行きたかったところは全部大丈夫だったよ。

いや。そういうわけではなくて、数学より社会科目の方が苦手だったから数学を選んだんだ。

社会科目が本当に苦手すぎたし、日本史や世界史は範囲が広すぎるから1年じゃとても巻き返せないと思ったんだ。

それに比べたら、小学生の頃から触れている数学の方がいいのかなって。

うん。多分、数学で一番難しいのは数IIIだと思う。文系学部で数IIIが必須なのは、理科大の経営学部以外ないんだよね。

数IIIが入っていなくて範囲が狭いし、文系の場合は、授業で一通りやった数学だけしか出ないからね。基礎を固めて、ちょっと応用みたいな感じでいけると思うよ。

うん。覚えるより“考える”のが得意な人には、数学選択はかなりおすすめだよ。

多磨ヨビでは島本先生の講座を取っていたんだけど、これがすごく良かった。

島本先生は記述式で授業をしてくれたんだ。数学って解法の暗記みたいなところもあるんだけど、記述式だと何パターンか解法を試せるんだよ。

途中どこが間違ってるとか、この考え方がいいとかっていうのも教えてくれたから、数学の問題に対する理解が深まったんだ

そうなんだ。数学って、答えだけ合ってても途中の考え方が雑だと応用できないからね。プロセスを意識する授業は、自分に合ってたと思うよ。

大丈夫。記述で鍛えた思考力は、マーク問題でも役立つよ。

信州大学は、浪人1年目までは出願できるの。私が受験した年から全国枠ができたので、あまり知られていなかったっていうのも良かったかな。

私はもともと信州大学医学部が第一志望だったので、募集要項を見て、たまたま見つけたの。

別の大学で推薦を使うか迷った時期もあったんだけど、第一志望以外のところに出すことにためらいがあってね。

もともと長野にはなじみがあったし、信州大学は臨床実習に力を入れているの。日本の大学は世界に比べると臨床実習の期間が短いんだけど、信州大学は世界基準の臨床実習の期間の長さがあるの。

それに、いろいろなタイプの病院と提携しているから、実習中にいろいろな経験できると思ったの。私は研究医より臨床医を目指しているので、ここしかないってずっと思っていたのよ。

共通テスト５教科７科目。それと面接。

私は共通テストの方が記述より得意だったから、有利だったの。

面接は１２月1日。でも、終わったら推薦のことは一旦忘れて、信州大学医学部を一般の前期で受かるための勉強に注力したの。

共通テストがかなり難しいので、共通テストも二次もやることは変わらないと思っていたの。

二次の内容を詰めることが大事で、それが共通テスト対策にもなると思っていたの。もちろん、共通テストの形式に慣れる必要はあるけどね。

多磨ヨビで良かったのは、島本先生の数学かな。記述の仕方を学べたし、記述を正しくやることで考え方も身についたので、解き進めていきやすくなったの。

多磨ヨビにはウィークリーテストというのがあって、毎回、記述問題を丁寧に添削してくれたので、模試の成績もどんどん上がっていったの。

共通テストは独特の難しさがあって、思考力が問われるからね。題意の条件を考える習慣ができたことで、共通テストの数IIＢにも役立ったの。

私は現役のとき物理を選択していたんだけど、どうも苦手でね。浪人したときに未履修だった生物に変更したんだけど、５月の模試では偏差値63が取れて、その後は65〜75を取り続けられたの。

生物の高橋先生は１年で合格できるような授業をしてくださったの。それに、他の先生も質問が溜まってないか声をかけてくださったので、質問がしやすかったというのも大きいかな。

どの先生も解説が表面的なものではなくて、質問したことより深い内容まで教えてくださったので、すごく勉強になったのよ。

学費の関係で私立の医学部は厳しかったので、私立に関しては興味がある学部学科を受けたの。

それと、共通テスト後は浜松医科大の二次対策に集中したかったので、私立は受験科目が少ないところを選んだの。

早稲田と上智は共通テスト併用で、理科大はオールラインナップにしても良いかと思って、英語と数学と生物で受けたの。でも、私立の対策はほとんどしなかったよ。

理科大は過去問を1回やったくらいで、上智は過去問も買ってないの。

早稲田も対策してないのよ。

早稲田の人間科学部、共通テスト併用は、最近できた入試方式らしいんだけど、共通テストと数学のみで受験できたの。

でも数学の過去問はないし、何も公開していないので、対策のしようがなかったというのが本当のところなの。

英語の氷嶋先生に教えていただいたの。受かるかどうかはわからなかったけど、対策なしで受験できるならいいかと思って。

併願先は、第一志望の国立に負担をかけないように、先生がいろいろ考えてくださったの。自分で調べるにも限界があるから、本当に助かったわ。

浜松医科大の二次には、英作文があったんだけど、これは毎週、安藤先生に添削していただいていたの。授業のときに課題をもらって、次のときに添削っていう流れで。

高校３年の夏以降かな。数学の記述もあったんだけど、これも毎週水島先生の授業のときに、前回の課題を提出して、見ていただいていたの。

そう。あと面接は２月の倉田先生の直前講習で、個別に２回ほど。親より的確な指導がしてもらえて良かったよ。

浜松医科大はなごやかだったよ。言われたことにきちんと答えられれば大丈夫じゃないかな。

面接対策は、受験する大学で出やすい内容とか、医学部に頻出なものがあるので、自分なりの解答を頭の中で整理して答えられるようにしておけば良いと思うよ。