晴子さん
水野さんは、推薦入試で信州大医学部に合格されたんですね?推薦って、現役生だけのものだと思っていました。
信州大学は、浪人1年目までは出願できるの。私が受験した年から全国枠ができたので、あまり知られていなかったっていうのも良かったかな。
水野さん
晴子さん
それまでは、長野県の高校生しか出願できなかったんですね。でも、この入試があるってどうやって知ったんですか?
私はもともと信州大学医学部が第一志望だったので、募集要項を見て、たまたま見つけたの。
水野さん
晴子さん
推薦が使える大学を探したわけではなくて、第一志望の大学の募集要項を見て気がついたんですね。
別の大学で推薦を使うか迷った時期もあったんだけど、第一志望以外のところに出すことにためらいがあってね。
水野さん
晴子さん
第一志望の大学が募集していたら、当然出しますよね。でも、信州大学が第一志望だったのはどうしてなんですか?
もともと長野にはなじみがあったし、信州大学は臨床実習に力を入れているの。日本の大学は世界に比べると臨床実習の期間が短いんだけど、信州大学は世界基準の臨床実習の期間の長さがあるの。
水野さん
晴子さん
信州大学はそういう特徴があるんですね。
それに、いろいろなタイプの病院と提携しているから、実習中にいろいろな経験できると思ったの。私は研究医より臨床医を目指しているので、ここしかないってずっと思っていたのよ。
水野さん
晴子さん
入試科目は何だったんですか?
共通テスト5教科7科目。それと面接。
水野さん
晴子さん
共通テストと面接ですか。ということは、共通テストはかなりの高得点が取れないと合格できないですよね?
私は共通テストの方が記述より得意だったから、有利だったの。
水野さん
晴子さん
面接試験はいつ頃だったんですか?
面接は12月1日。でも、終わったら推薦のことは一旦忘れて、信州大学医学部を一般の前期で受かるための勉強に注力したの。
水野さん
晴子さん
それ以降は共通テストや二次対策の勉強をしていたんですね。共通テストと二次って、問題の傾向が違うと思うんですが、それぞれどんな対策をしたんですか?
共通テストがかなり難しいので、共通テストも二次もやることは変わらないと思っていたの。
水野さん
晴子さん
そうなんですか。
二次の内容を詰めることが大事で、それが共通テスト対策にもなると思っていたの。もちろん、共通テストの形式に慣れる必要はあるけどね。
水野さん
晴子さん
なるほど、そういうことだったんですね。
多磨ヨビで良かったのは、島本先生の数学かな。記述の仕方を学べたし、記述を正しくやることで考え方も身についたので、解き進めていきやすくなったの。
水野さん
晴子さん
正しい記述の仕方があるんですね。
多磨ヨビにはウィークリーテストというのがあって、毎回、記述問題を丁寧に添削してくれたので、模試の成績もどんどん上がっていったの。
水野さん
晴子さん
考え方が身についたことが、共通テスト対策にもなったんですね。
共通テストは独特の難しさがあって、思考力が問われるからね。題意の条件を考える習慣ができたことで、共通テストの数IIBにも役立ったの。
水野さん
晴子さん
考え方まで深く学ぶ必要があるんですね。
私は現役のとき物理を選択していたんだけど、どうも苦手でね。浪人したときに未履修だった生物に変更したんだけど、5月の模試では偏差値63が取れて、その後は65〜75を取り続けられたの。
水野さん
晴子さん
未履修だったのに、そんなに上がったんですか?
生物の高橋先生は1年で合格できるような授業をしてくださったの。それに、他の先生も質問が溜まってないか声をかけてくださったので、質問がしやすかったというのも大きいかな。
水野さん
晴子さん
質問ってしづらいこともありますもんね。
どの先生も解説が表面的なものではなくて、質問したことより深い内容まで教えてくださったので、すごく勉強になったのよ。
水野さん
晴子さん
なるほど。大手の予備校ではできないことですね。
次回のブログは4月7日(月)です。
お楽しみに。
前回のブログを読みたい方はこちらをクリック↓
花子さん
三宅さんは、浜松医科大の他、早稲田、上智、東京理科大と、いろいろな分野の学部に合格されていますよね?併願校はどうやって決めたんですか?
学費の関係で私立の医学部は厳しかったので、私立に関しては興味がある学部学科を受けたの。
三宅さん
花子さん
医学部はお金がかかりますもんね。私も親から医学部に行くなら国立にしてねって言われているんです。
それと、共通テスト後は浜松医科大の二次対策に集中したかったので、私立は受験科目が少ないところを選んだの。
三宅さん
花子さん
共通テスト利用も使ったんですか?
早稲田と上智は共通テスト併用で、理科大はオールラインナップにしても良いかと思って、英語と数学と生物で受けたの。でも、私立の対策はほとんどしなかったよ。
三宅さん
花子さん
え?ほとんど対策しないで合格したんですか?
理科大は過去問を1回やったくらいで、上智は過去問も買ってないの。
三宅さん
花子さん
すごい。。でも、さすがに早稲田は対策なしってわけにはいかないですよね?
早稲田も対策してないのよ。
三宅さん
花子さん
ええっ?!
早稲田の人間科学部、共通テスト併用は、最近できた入試方式らしいんだけど、共通テストと数学のみで受験できたの。
三宅さん
花子さん
共通テストと数学1科目で受験できたんですね。
でも数学の過去問はないし、何も公開していないので、対策のしようがなかったというのが本当のところなの。
三宅さん
花子さん
確かに情報がなければ、対策もできないですよね。でも、どこでこういう入試があるって知ったんですか?
英語の氷嶋先生に教えていただいたの。受かるかどうかはわからなかったけど、対策なしで受験できるならいいかと思って。
三宅さん
花子さん
多磨ヨビの先生は、最新の入試状況を熟知されているんですね。
併願先は、第一志望の国立に負担をかけないように、先生がいろいろ考えてくださったの。自分で調べるにも限界があるから、本当に助かったわ。
三宅さん
花子さん
浜松医科大の二次対策は、どういう感じで進めていったんですか?
浜松医科大の二次には、英作文があったんだけど、これは毎週、安藤先生に添削していただいていたの。授業のときに課題をもらって、次のときに添削っていう流れで。
三宅さん
花子さん
英作文の添削もしていただけるんですね。これはどのくらいの期間、続けていたんですか?
高校3年の夏以降かな。数学の記述もあったんだけど、これも毎週水島先生の授業のときに、前回の課題を提出して、見ていただいていたの。
三宅さん
花子さん
数学も高校3年の夏以降くらいからですか?
そう。あと面接は2月の倉田先生の直前講習で、個別に2回ほど。親より的確な指導がしてもらえて良かったよ。
三宅さん
花子さん
試験の面接はどうでしたか?良く医療系の面接は圧迫が多いって聞きますが。
浜松医科大はなごやかだったよ。言われたことにきちんと答えられれば大丈夫じゃないかな。
三宅さん
花子さん
そうでしたか。なごやかだといいなー。
面接対策は、受験する大学で出やすい内容とか、医学部に頻出なものがあるので、自分なりの解答を頭の中で整理して答えられるようにしておけば良いと思うよ。
三宅さん
次回のブログは来年1月1日(月)です。お楽しみに。
三宅菜々美さん
西落合小→晃華学園中学・高校を経て、2023年、浜松医科大学医学部に入学。他の合格校は、早稲田大学人間科学部、上智大学理工学部、東京理科大学先進工学部。