blog / 英語高3生高2・1生高卒生
2020年01月27日
多磨高等予備校、英語講師の氷嶋です。
2020年度から導入される大学入学共通テストの英語の民間試験導入は
見送りとなりました。
ホッとしている高2生も多いと思いますが、
大学入学共通テストは、出題形式がセンター試験と大きく変わり、難易度も上がります。
今日はセンター試験との5つの違いをお伝えします。
新しい受験に向けて、しっかり準備していきましょう。
太郎君
英語の民間試験がなくなって、良かったなぁ~。
問題点が多かったから、見送りになったのは良かったね。
だけど、大学入学共通テストは、センター試験と比べると内容はかなり変わるし、難易度も上がるから、舐めてかかると大変だよ。
氷嶋
太郎君
えっ?そうなんですか?
センター試験と大学入学共通テストとの違いは、大きく分けると以下の5つになるんだ。
氷嶋
1.リスニングの配点が増え、すべての問題が2回聞けなくなる
2.発音、文法、語法問題がなくなり、筆記はすべて長文読解になる
3.設問がすべて英語になり、図やグラフが多く出題される
4.リスニングにイギリス英語が含まれる
5.答えが1つとは限らない問題が出題される
まず、センター試験と大学入学共通テストの英語の配点は
以下のようになる。
氷嶋
しかも、センター試験のリスニングは、すべての問題が2回聞けたけれど、大学入学共通テストでは、1回しか聞けない問題も出てくるんだ。
氷嶋
太郎君
ううっ。リスニング苦手なんだよなぁ。
筆記はリーディングに変更になる。
発音、文法、語法という知識問題がなくなって、すべて長文読解になるんだ。
氷嶋
太郎君
つまり、総合力が問われるということですね。
そう。
文法や語法は、単独での出題はされないけれど、
文法がわからなければ、文章は読めないからね。
長文読解には基礎が大事なので、今まで以上にしっかりと勉強しておく必要があるね。
氷嶋
そして設問はすべて英語になり、図やグラフが多く出題されるようになる。
「概要や要点を把握する力」や「必要な情報を読み取る力」が要求されるということだね。
氷嶋
太郎君
グラフの問題、苦手だなぁ。
高三生、高卒生含めて、グラフの問題が苦手な人は多いね。
氷嶋
リスニングは配点が大きくなるだけじゃなくて、イギリス英語が含まれるようになるんだ。
今まではアメリカ人同士の会話だったけれど、「日本人の発話」と「イギリス人の発話」を聞き取る問題が出題されるようになるんだ。
氷嶋
太郎君
アメリカ英語とイギリス英語って、どう違うんですか?
アメリカ英語とイギリス英語では、「単語の発音とつづりが異なる」場合があるんだ。たとえば、center という単語は、イギリス英語では centre になるんだよ。
氷嶋
太郎君
ええっ?全然違うじゃないですか?
これからどうやって勉強していけばいいんでしょうか?
まずは、単語帳を新しいものに変えることだね。
古い単語帳には、イギリス英語が載っていないことがあるからね。
氷嶋
太郎君
これは大変だ!早速買いに行きます!!
「新入試対応」と書いてあるものなら間違いないよ。
氷嶋
そして、大学入学共通テストでは、「当てはまるものをすべて選べ」というような複数選択の問題が出題される。
氷嶋
太郎君
一般的なマーク式なら、うろ覚えの部分があっても正解できたけれど、これは厳しいなぁ。。
試験は変わるけれど、結局のところ、今までの勉強法と変わるかといえば、そんなことはないよ。
センター試験も大学入学テストも基礎が大事。
次回は、新入試対策のための具体的な勉強法を詳しく話すね。
氷嶋
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