blog / 英語高3生高2・1生高卒生
2020年03月30日
多磨高等予備校、英語講師の氷嶋です。
来年の大学入学共通テストを制するために今、しておきたいことは、単語と文法の基礎固めです。
前回は、単語の攻略法についてお伝えしました。
文法が苦手という人には、1つの共通点があります。
思い当たる人は、今日お伝えすることを試してみてください。
もしかしたら、英語が得意科目になるかも知れませんよ。
太郎君
単語も覚えられないけれど、文法も良くわからないんです。
太郎君、文法は何のために必要なんだと思う?
氷嶋
太郎君
読んだり、書いたり、聞いたり、話すために必要な知識だからではないでしょうか?
そうだね。文法の用途を2つに分けると、
1.表現するため
2.理解するため
ということになる。
氷嶋
太郎君
はい。
大学受験の文法も、「表現するための文法」と「理解するための文法」の2つから出題されるわけだ。
氷嶋
実は「表現するための文法」は、中学校3年間でほとんど終わっているんだよ。
氷嶋
太郎君
つまり、高校では「理解するための文法」を習っているということですか?
そう。そして、大学受験の文法は、「表現するための文法」が60~70%、「理解するための文法」が30~40%、この位の割合で出題されているんだ。
氷嶋
太郎君
ということは、文法の60~70%は中学校の知識でカバーできるってことですか?
そういうこと。文法に苦手意識があるのなら、中学校で習う文法を総復習してみると良いんだよ。
氷嶋
今年の受験生の話なんだけどね。その生徒が1年生のとき、個別指導塾の先生に、ある学習動画配信サービスの講座を夏休みにやるように言われたらしいんだ。
氷嶋
指定された講座は、その学習動画配信サービスの中で最も有名な講師のもので、内容は高校3年間の文法だった。
氷嶋
太郎君
そうなんですか。
ところがその生徒は、講座を終わらせることができないまま、2年生になってしまったんだよ。
氷嶋
太郎君
1年生でまだ習っていない文法の勉強をするのは大変そうですね。
2年生になって何とかその講座を終わらせて、英文解釈や長文読解の勉強に入ったんだけど、模試の成績が全く伸びなかったんだ。
氷嶋
太郎君
頑張っているのに、成績が伸びないのはつらいですね。
その生徒は悩んだ挙句、中学英語の知識に穴があるんじゃないかと思って、中学校の文法からやり直したんだ。
氷嶋
そうしたら、高校入学時の成績は下から数えた方が早かったのに、学年トップになってしまったんだよ。
氷嶋
太郎君
えーっ?中学校の文法をやり直しただけでですか?
英語に苦手意識がある人や、勉強しているのに成績が伸びないという人は、中学校の知識を疑ってみて欲しいんだ。
氷嶋
太郎君
英語は中学の時からずっと苦手だったからなぁ。やっぱり中学からやり直した方がいいんですね。。
中学の英語が完璧な人は、そうたくさんはいないよ。「高校生が中学の勉強をするなんて・・」と思うかも知れないけれど、全然恥ずかしいことじゃないんだよ。
氷嶋
太郎君
そうですね。中学校の復習をするだけで成績が伸びるなら、やらない手はありませんよね。
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