多磨高等予備校、代表の小村です。
ありがたいことに、当塾でも推薦やAOで合格した人が日に日に増えています。
しかし、一般入試の人は、それを横目にまだまだ勉強を続けていかなければいけません。
「自分はまだ志望校の合格ラインに達していない」
「成績は伸びているけれど、志望校に合格できるか不安でしかたがない」
受験生なら共通の悩みですね。
でも、センター試験まであと1カ月以上、私大の一般入試までは2カ月近くあります。
まだまだ志望校に合格するためにやれることはたくさんあります。
今日は、「今年どうしても第一志望に合格したい人がやっておきたいこと」と、「第一志望に合格できる人だけにある3つの共通点」をお話しします。
やぁ、花子さん、模試の成績、上がってきているね。今まで頑張ってきた甲斐があったね。
小村
花子さん
はい。確かに入校当初は全部E判定でしたから、進歩していると思います。でも、まだ第一志望はB判定なので、毎日不安なんです。
そうかぁ。そりゃあ、不安だよね。
小村
花子さん
学校に行っても指定校推薦やAOで合格した人がたくさんいるので、最近は特につらいんです。
それで今日は自習室で勉強していたんだね。当校の自習室は365 日年中無休で空いてるから、いつ来てもらっても構わないよ。
小村
花子さん
私は行きたい大学の指定校推薦がなかったので、希望を出さなかったんですが、ちょっと後悔しているんです。
その選択は正しいと思うよ。今は推薦で合格した人が羨ましいでしょう。
でも、行きたくない大学に入っても、結局は後悔するんじゃないかな。一旦は大学に通ったものの、また翌年、予備校に通って再受験する人も結構いるんだよ。
小村
花子さん
去年の先輩で、第一志望も第二志望もA判定だったのにダメで、結局、滑り止めのさらに下の大学に補欠合格した人がいるんです。
A判定でも落ちているのに、B判定じゃダメなんじゃないかと思って。
例年、B判定でもC判定でも結構受かってるよ。
今、私大が全体的に難化しているのは事実だけど、A判定じゃないと受からないということはないよ。
小村
花子さん
A判定で落ちて、C判定でも受かることがあるってどういうことなんでしょうか?
A判定というのは、「合格可能性が80%以上ありますよ」ということなんだよ。
B判定で65%、C判定だと50%という具合に合格可能性が低くなっていくわけだけど、A判定でも20%は不合格になる。
私大定員厳格化の影響で、A判定でも落ちるようになってしまったと捉えている人もいるけれど、そういうわけじゃない。
昔から、A判定でも不合格だった人はいたんだよ。
小村
花子さん
じゃあ、先輩はどうしてその20%に入ってしまったんでしょうか?
それはA判定がいつのものだったのかにもよるし、毎回A判定だったのか、たまたまA判定だったのかでも違う。
マーク模試は良くても、記述模試はダメだったのかも知れないし、状況を詳しく聞いてみないとなんとも言えないね。
小村
花子さん
私はどうしても明治大学に行きたいんです。
親に浪人はダメだって言われているし。
今、B判定ということは、合格可能性が65%ということですよね。
ということは、もっと上のたとえば早稲田大学用の問題集をやった方がいいんでしょうか?
花子さんは、どうしても明治大学に行きたいんだよね。
だったら、早稲田大学用の問題集は必要ないよ。
その問題集をやる余裕があるなら、早稲田大学も受けた方がいい。
小村
花子さん
じゃあ、受験する大学の過去問や問題集で十分っていうことですか?
そうだよ。大学によって出題傾向が違うからね。
早稲田大学レベルの問題が解けるようになったとしても、明治大学で出ない問題なら明治大学の合格可能性は低くなってしまう。
それより明治大学で出そうな問題を解けるようにした方が、合格可能性は高くなるよ。
小村
花子さん
言われてみれば、確かにそうですね。
じゃあ、先輩は過去問の対策が不十分だったのでしょうか?
それもあるかも知れないね。
模試ではA判定でも、実際に過去問を解いてみたら、苦手分野の出題が多くて合格最低点に届かなかったということは良くあるよ。
大学の入試傾向も知らずに挑んだら、A判定だったのに・・ということは起こり得る話だよね。
敵を知るのは、とても大切なことなんだよ。
小村
花子さん
じゃあ、私は明治大学の過去問をやればいいんですね?
そうだね。
これからは明治大学の入試傾向をつかんで、それに合った勉強をしていくのが良いね。
ただ、現段階でB判定ということは、まだどこかに穴があると思うよ。
できなかった問題は弱い部分だから、基礎に立ち返って復習することが大事だね。
小村
花子さん
そうですね。
今から新しい問題集をやるより、基礎をしっかり固めた方が良さそうですね。
第一志望に合格している人には、3つの共通点があるんだ。
知りたいかい?
小村
花子さん
はい。是非、教えてください!
まず1つ目だけど、合格する人は、その大学に絶対合格したいという強い思いがあるんだ。
たとえ今、C判定だったとしても決してあきらめなければ、最後の最後で成績が伸びたりするんだよ。
特に現役生はね。
逆に滑り止めの大学に合格して安心しすぎてしまうと、肝心な第一志望の試験で失敗してしまうこともある。
やはりなんとしてでも、第一志望に受かってやろうという気持ちが大事だね。
小村
花子さん
どんな勉強をしたらいいかに目がいきがちですが、合格したい気持ちが大切なんですね。
そして、もう1つはさっきも言ったけど、過去問で入試傾向をつかんで、志望校に合った対策をしていくことだね。
絶対合格したいという気持ちは大切だれど、実際の入試問題に対応できる準備をしておかないとね。
小村
花子さん
過去問を解くのは入試直前で良いかと思っていましたが、志望校に合った対策をすることが大事なんですね。
そして3つ目は、試験に行かないと受からないということだよ。
お金と体力とメンタルが続くなら、たくさん受験した方が合格の確率は上がるよ。
今は同じ大学、学部でも何度でも挑戦できるからね。
8つ受けて早稲田だけ合格したという人もいるし、3つ受けて法政だけ合格した人もいる。
実際の学力はそんなに大差がなかった。
同じ学力でも、入試方式や試験日によって合否が変わったりするので、受験校選びも重要だけどね。
小村
花子さん
友達が推薦で合格していって、志望校を下げることも考えましたが、やはり良くないですよね。
どこを受験したらいいか、もう一度、大学のことを調べてみます。
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